2006年 11月 29日
祖父の老い |
11月はスクール関係の仕事がとても忙しく、平均睡眠時間が3時間くらい。
夫担当の製菓とハーブ卸の手伝いも一切出来ず、申し訳ないのだけれど
11月上旬のアロマテラピー検定や、下旬のアロマセラピスト試験にいどむ
生徒さんたちの指導の最後の追い込みや、試験対策に没頭。
さらに、県外出張と、県内外のクライアントのコンサルテーション。
その忙しさも、やっと終わりが見えてきて一息つく。
さて、出張の帰りに、1日時間を作って関空を利用して
母方の実家、関空のすぐ近くの大阪岸和田を訪れた。
5年ぶりにあう母方の祖父は、遠方のため父方の祖父ほど
身近な存在ではなかったのだが、
とても厳しく、でも厳しさ以上にやさしい祖父だった。
写真やお城や旅が大好きで、ガハガハ良く笑う祖父。
5年前にはいっしょにだんじりをみた。
祖父の家に夜つくと、ベットの上に別人がひとりいた。
涙もろく、歩けない祖父。
1年前に膝関節を人工関節にしてから、大好きな車にも乗られず
あるくことも不自由に、なによりぐっと老け込んでしまったらしい。
ベットの横にはポータブルトイレ。
たくさんの尿がたまっている。薬を入れているので臭いはない。
でも、ふたを閉めると次に使うときに困る(なかなか開けられない)
”おじいちゃんな、もうあかんねん。
おまえがきてんのに、なんにもしてやれひん。
ここくさいやろ、みんな、この部屋にはいったら
(便器の)フタぱたんって、まずしめんねん・・・。
もうあかん、おむつもしてんねん、おまえ
あれから仕事で大阪きてんのにとんぼ返り。
おじいちゃんの所きてくれんかったし、
今日もきてくれへんかったら
もう自殺しようと思うねん。”泣きじゃくる。
私は なにゆうてんの、あほらし、子供みたいなこといいな!っと
一喝して、トイレの横で買ってきた鯖弁当を食べて見せた。
それを見て、祖父もやっと笑って私の用意した自分のごはんを食べ始める。
一晩中、話し相手やトイレの介助。
ふだん、世話する叔母たちに頭がさがる。母も忙しい中良く来ている。
明け方、施設に入所している祖母のベットをかりて、
電気を消すと、祖母の部屋だけ灯りの種類が違うのに気がついた。
灯りを消しても、ステンドグラスの赤い部分がキレイにやさしく光っている。
暗闇も美しい。
祖母はこの灯りを見て、何を思い続けるろうと
涙がとまらなかった。眠れなかった。
朝、祖父のデイケアについていき、同じ施設内に入院する
祖母を見舞う。祖母は、にこにこ、昔と変わりなかった。安心。
”いや~、がりがりの子やったのに、まん丸いやンか~。
あかんで~、体にわるいさかいな。
ナタナタ?メッタメッタシンドなんとかや、あははは”
吉本かっ!?つっこみつつ
女性の方が、しっかりしているなあと思った。良かった。
この人たちがいなかったら、私もいない。
また、時間を作って来ようと思った。
今の私には、その時間を作ることがなによりムズカシイけど、
今回は私以上に忙しい夫が子供たちの面倒を見てくれた。
感謝。おみやげを奮発しました・・・笑。
老いるって、なんなんでしょうね。
夫担当の製菓とハーブ卸の手伝いも一切出来ず、申し訳ないのだけれど
11月上旬のアロマテラピー検定や、下旬のアロマセラピスト試験にいどむ
生徒さんたちの指導の最後の追い込みや、試験対策に没頭。
さらに、県外出張と、県内外のクライアントのコンサルテーション。
その忙しさも、やっと終わりが見えてきて一息つく。
さて、出張の帰りに、1日時間を作って関空を利用して
母方の実家、関空のすぐ近くの大阪岸和田を訪れた。
5年ぶりにあう母方の祖父は、遠方のため父方の祖父ほど
身近な存在ではなかったのだが、
とても厳しく、でも厳しさ以上にやさしい祖父だった。
写真やお城や旅が大好きで、ガハガハ良く笑う祖父。
5年前にはいっしょにだんじりをみた。
祖父の家に夜つくと、ベットの上に別人がひとりいた。
涙もろく、歩けない祖父。
1年前に膝関節を人工関節にしてから、大好きな車にも乗られず
あるくことも不自由に、なによりぐっと老け込んでしまったらしい。
ベットの横にはポータブルトイレ。
たくさんの尿がたまっている。薬を入れているので臭いはない。
でも、ふたを閉めると次に使うときに困る(なかなか開けられない)
”おじいちゃんな、もうあかんねん。
おまえがきてんのに、なんにもしてやれひん。
ここくさいやろ、みんな、この部屋にはいったら
(便器の)フタぱたんって、まずしめんねん・・・。
もうあかん、おむつもしてんねん、おまえ
あれから仕事で大阪きてんのにとんぼ返り。
おじいちゃんの所きてくれんかったし、
今日もきてくれへんかったら
もう自殺しようと思うねん。”泣きじゃくる。
私は なにゆうてんの、あほらし、子供みたいなこといいな!っと
一喝して、トイレの横で買ってきた鯖弁当を食べて見せた。
それを見て、祖父もやっと笑って私の用意した自分のごはんを食べ始める。
一晩中、話し相手やトイレの介助。
ふだん、世話する叔母たちに頭がさがる。母も忙しい中良く来ている。
明け方、施設に入所している祖母のベットをかりて、
電気を消すと、祖母の部屋だけ灯りの種類が違うのに気がついた。
灯りを消しても、ステンドグラスの赤い部分がキレイにやさしく光っている。
暗闇も美しい。
祖母はこの灯りを見て、何を思い続けるろうと
涙がとまらなかった。眠れなかった。
朝、祖父のデイケアについていき、同じ施設内に入院する
祖母を見舞う。祖母は、にこにこ、昔と変わりなかった。安心。
”いや~、がりがりの子やったのに、まん丸いやンか~。
あかんで~、体にわるいさかいな。
ナタナタ?メッタメッタシンドなんとかや、あははは”
吉本かっ!?つっこみつつ
女性の方が、しっかりしているなあと思った。良かった。
この人たちがいなかったら、私もいない。
また、時間を作って来ようと思った。
今の私には、その時間を作ることがなによりムズカシイけど、
今回は私以上に忙しい夫が子供たちの面倒を見てくれた。
感謝。おみやげを奮発しました・・・笑。
老いるって、なんなんでしょうね。
by ringaiu
| 2006-11-29 00:00
| つれづれ