2006年 07月 29日
助産院でいよいよ出産・2 |
アニタ助産院につくと、竹内センセがいつもの笑顔でむかえてくれた。
”おはよ~ん、いよいよかな!”
アニタには2Fにふたつお部屋がある、桃色インテリアの部屋とブルーインテリアの部屋。
風が良く通るからこっちネ、とブルーのお部屋を使うことに。
窓からは、潮の香りが・・・。
これからお産なんだけど・・・・なんだか遊びに来たような、感覚。
楽しみ・・・。
検診などのあと、かんたんなヨガストレッチをして、パジャマに着替えて、検診のお部屋の図書コーナーから読みたかった本をごっそり持ってくる(すっかり休日モード!)。
陣痛はまだ軽い。陣痛の合間に、アロマライトでも焚こうかな・・・と思ったけれど、海の香りがとっても心地よくて、漁から帰ってきたらしい小舟のポンポンのどかな音も心地よい。
活字中毒の私だけど、陣痛の間は本はおいて、背中を丸めて四つんばいになってみたり、ソファにしがみついてみたり・・・。痛みが強くなってきた。急にゼラニウムの香りが恋しくなる。
陣痛がおさまってから、ゼラニウムやラベンダー、ローズオットー、エバーラスティングなどの甘い甘い香りで肩をだきしめるようにトリートメント。
座布団の上でころころ横に転がってみたくなったり、なんだか丸まっていたい気分!
なんだか、両手足がひんやり。胴体はカッカッと熱い。
お部屋の隣にある大きなバスルームの、大人3.4人は軽く入れそうな正方形のお風呂にお湯を入れてもらう。あれ、いつのまにかサポートの今村助産士さんもいらっしゃる。
お風呂に入っていると、少し前にここで生れたというハーフの赤ちゃんが、助産士さんと顔を出してくれる!か、かわいい~~!!
・・・・今陣痛の最中なのよね?ワタシ・・・・。この心のゆとりはなんなんだろう・・・。
お風呂の中で、ワニさん歩きのように四肢をのばし、ゆらゆら・・・・。
少しだけ、マジョラムと月桃の精油を使う。
・・・・助産士さんたちの気配がするけれど、一人がココチ良い。
だんだんと、ギュ、ギュ、と下半身がしぼられるような、持っていかれるような痛みがおそってくる。
”そろそろ、お湯からでてみる?のぼせない?”
ステンレスのお風呂の底に、出血らしきあと。もう少し入っていたいけど・・・でもそろそろ丸まりたい。大きなバランスボールにしがみついたり、天井からぶら下がる産綱にぶらさがったり。
夫たちは、もうこっちへ向かっているみたい、と連絡が。
う~ん、待てないかも・笑。
ざぶ~ん、ざぶ~んと波に打ち付けられるような感覚の中、赤ちゃんがぐるり、ぐるりと移動していく感じ!でも、途中からその感覚は消える。
”わあ~~~~!!!!”とおもいっきり叫ぶ!
何回かさけんで、四つんばいで腰を落としたまま、ぷるるん!と滑り落ちてくる感じ。
助産士さんが私の両手をつかみ、両足の間へ導く。
両手の上に、ぽかぽか、ほかほかの赤ちゃんがのっかる。
そのまま、両手を支えられたまま、もう一人の助産士さんが横から助けてくれて、
気がつくと、わたしのうでのなかに、海の香りのあたたかな、やわらかな赤ちゃんが
白っぽいものをつけたまま、生まれ落ちていた。
目が開いていない、ゆっくり~としぶしぶ目を開ける赤ちゃん、一瞬目が合い、にやっとしたかと思ったら、”ぶえ~~~ん!!!”とさけんだ!イヤ、泣いたのよね。
どこにも、血がついてない・・・。出産って血みどろのイメージだったのに。
ゴムのように頑丈なおへそのロープでつながったまま、じっとだきしめる。
あれ、男の子だ!!!助産士さんたちは何も言わない。何も告げない。
赤ちゃんと私の、ふたりだけしかいないようなしずかな時間だった。
"生れてきてくれて、ありがとちゃん!”と竹内センセが赤ちゃんに言った。
赤ちゃんが生れてきたいように生れてきた、そんなお産だった。
1Fで”ママ~~~!!!!!????”とこどもたちの声がした。
・・・・・遅いよ、もう産んじゃったよ。
・・・ママ、このこだあれ?
・・・・生後3日め、竹内センセと。
”おはよ~ん、いよいよかな!”
アニタには2Fにふたつお部屋がある、桃色インテリアの部屋とブルーインテリアの部屋。
風が良く通るからこっちネ、とブルーのお部屋を使うことに。
窓からは、潮の香りが・・・。
これからお産なんだけど・・・・なんだか遊びに来たような、感覚。
楽しみ・・・。
検診などのあと、かんたんなヨガストレッチをして、パジャマに着替えて、検診のお部屋の図書コーナーから読みたかった本をごっそり持ってくる(すっかり休日モード!)。
陣痛はまだ軽い。陣痛の合間に、アロマライトでも焚こうかな・・・と思ったけれど、海の香りがとっても心地よくて、漁から帰ってきたらしい小舟のポンポンのどかな音も心地よい。
活字中毒の私だけど、陣痛の間は本はおいて、背中を丸めて四つんばいになってみたり、ソファにしがみついてみたり・・・。痛みが強くなってきた。急にゼラニウムの香りが恋しくなる。
陣痛がおさまってから、ゼラニウムやラベンダー、ローズオットー、エバーラスティングなどの甘い甘い香りで肩をだきしめるようにトリートメント。
座布団の上でころころ横に転がってみたくなったり、なんだか丸まっていたい気分!
なんだか、両手足がひんやり。胴体はカッカッと熱い。
お部屋の隣にある大きなバスルームの、大人3.4人は軽く入れそうな正方形のお風呂にお湯を入れてもらう。あれ、いつのまにかサポートの今村助産士さんもいらっしゃる。
お風呂に入っていると、少し前にここで生れたというハーフの赤ちゃんが、助産士さんと顔を出してくれる!か、かわいい~~!!
・・・・今陣痛の最中なのよね?ワタシ・・・・。この心のゆとりはなんなんだろう・・・。
お風呂の中で、ワニさん歩きのように四肢をのばし、ゆらゆら・・・・。
少しだけ、マジョラムと月桃の精油を使う。
・・・・助産士さんたちの気配がするけれど、一人がココチ良い。
だんだんと、ギュ、ギュ、と下半身がしぼられるような、持っていかれるような痛みがおそってくる。
”そろそろ、お湯からでてみる?のぼせない?”
ステンレスのお風呂の底に、出血らしきあと。もう少し入っていたいけど・・・でもそろそろ丸まりたい。大きなバランスボールにしがみついたり、天井からぶら下がる産綱にぶらさがったり。
夫たちは、もうこっちへ向かっているみたい、と連絡が。
う~ん、待てないかも・笑。
ざぶ~ん、ざぶ~んと波に打ち付けられるような感覚の中、赤ちゃんがぐるり、ぐるりと移動していく感じ!でも、途中からその感覚は消える。
”わあ~~~~!!!!”とおもいっきり叫ぶ!
何回かさけんで、四つんばいで腰を落としたまま、ぷるるん!と滑り落ちてくる感じ。
助産士さんが私の両手をつかみ、両足の間へ導く。
両手の上に、ぽかぽか、ほかほかの赤ちゃんがのっかる。
そのまま、両手を支えられたまま、もう一人の助産士さんが横から助けてくれて、
気がつくと、わたしのうでのなかに、海の香りのあたたかな、やわらかな赤ちゃんが
白っぽいものをつけたまま、生まれ落ちていた。
目が開いていない、ゆっくり~としぶしぶ目を開ける赤ちゃん、一瞬目が合い、にやっとしたかと思ったら、”ぶえ~~~ん!!!”とさけんだ!イヤ、泣いたのよね。
どこにも、血がついてない・・・。出産って血みどろのイメージだったのに。
ゴムのように頑丈なおへそのロープでつながったまま、じっとだきしめる。
あれ、男の子だ!!!助産士さんたちは何も言わない。何も告げない。
赤ちゃんと私の、ふたりだけしかいないようなしずかな時間だった。
"生れてきてくれて、ありがとちゃん!”と竹内センセが赤ちゃんに言った。
赤ちゃんが生れてきたいように生れてきた、そんなお産だった。
1Fで”ママ~~~!!!!!????”とこどもたちの声がした。
・・・・・遅いよ、もう産んじゃったよ。
・・・ママ、このこだあれ?
・・・・生後3日め、竹内センセと。
by ringaiu
| 2006-07-29 02:45
| 出産 助産院